Dr.コトークは何科がいいの?
自分しかその島にお医者さんがいなかったら何科のお医者さんが良いんだろう?
Dr.コトークは何科になればいいんだろう?
産婦人科とか小児科が無かったら安心して子供を産めない!
→子供がいない→人口減少→島の存続の危機!
大怪我したらやっぱり外科?救急?
膝、腰の悪いお年寄りが多いから整形外科?
血圧、糖尿病が多いから内科?
あー、どっかに内科も勉強できて、お産も取れるようになって、子供もみれて、救急もできて、外科もできるようになるプログラムないかなー
って、途方に暮れていた時に出会ったのがゲネプロの「離島へき地プログラム/Rural Generalist Program Japan」!
お産もとれて、麻酔も外科もできて、総合診療もできるそんなスーパードクターを育てるプログラム
さらに最後には海外(オーストラリア、モンゴル、ノルウェー)の僻地で力試しをする!
なんだこれはめっちゃ理想のプログラムだ!
僻地医療のメッカであるオーストラリアの「Rural Generalist Program」の日本版で
なんと今年の4月からスタートしたばっかりのホヤホヤのプログラム
ゲネプロについて詳しくはこちら
ゲネプロ
代表の齋藤学先生がこの記事の中で
“職業としての医師を選んだ人々の多くは、子供のころ、あるいは学生時代に、一度はへき地医療や発展途上国での国際貢献に憧れたのではないだろうか。時を経て、病院勤務の日常の中で、そんな夢を見ていた時代もあったなあと懐かしんだり、なぜ理想の追求にこだわらなかったのだろうと後悔したり――本人が恥じることなど寸分もないが、そういった純粋な志があまりに砕け散り過ぎてはいないか。もう少し、夢の実現をサポートする仕組みがあってもいいのではないか”
っておっしゃってて
そうなんです!ほんとにそうなんです!
僕たちはただ医者になることが夢じゃなかったはずで、どんな医者になりたいか、みんな理想のお医者さん像はあったはず!
奇跡的に甑島で研修してる時にDr.コトーに会いにきた齋藤先生に直接会うことができて
このプログラムに参加することが決まりました!
そして、来年は長崎県の五島列島の上五島病院で働くことが決まりました!!
いえーい!!
次回は上五島病院見学のお話を書きます!
それでは5月もあとわずかですが頑張りましょー!!
Life is why
お久しぶりです!鹿児島市医師会病院研修医の小徳羅漢です!
もうすこしで小児科研修も終わってしまいます、、
名残惜しくてすきあらば赤ちゃんを抱っこして、ミルクをあげたりして癒されてます
おかげさまで子供達から風邪をいただきまして
普段患者さんには、風邪には抗生剤はいらない、熱はウイルスを殺すためのものだから解熱剤は使わない、とか言ってるくせに
自分が風邪ひいたら抗生剤(しかも広域)とロキソニン飲んで治そうとしてるクズなんです
話変わりまして、今日小徳はBLS(一次救命処置)プロバイダーコースを受けてきました!
BLSでは成人から子供、幼児の心停止に対する救命処置、窒息の時の対応などを習います。
BLSは医療従事者だけではなく、学生から一般の方まで誰でも受けることができます。
こんな風邪で頭痛いのに心臓マッサージ延々とやるとか絶対無理!
2年しか有効期限の無い資格に高い受講料と休みを費やすとか無理!
心臓マッサージとか大学の授業でも自動車免許の時にもならったし!
とか最初思ってましたけど
受けて本当に良かった!!
もし、急に目の前の人が倒れたら?
もし、自分の赤ちゃんが急に息をしなくなったら?
人を助けるのに必要なのは勇気よりも、何も考えずに反射的に動く習慣だと思ってるので
そこに正しい知識がプラスされたらどれだけたくさんの人を救えるんだろう!
確かに2年で有効期限は切れるけど、僕の大好きな映画の1つ『マイ・インターン』で
“ Experience never gets old “
って言ってるのでこの経験は一生もの!
実技練習の中で3人1チームで10分間のCPR(心肺蘇生)をやるんですけど
最初は全然知らない人同士だから全然仲良くなかったのに
交代で心臓マッサージをやって、マスク換気して、コミュニケーションをとって、役割分担をしながら必死で10分間CPRをやったら途中から一体感が生まれて、終わったらヘトヘトだけど、なんだかすごい達成感があったのはすごいいい体験だった!
是非、BLSは赤ちゃんが産まれたお母さんや、部活を引退して国試と卒業試験の勉強で一日中机に座ってるだけでストレスが溜まってる医療に関わる学生とか、たくさんの人に受けてほしい!
社会人はお金があっても、時間がないぞー、6年生のうちに取っとくと後が楽だぞー(ACLSはBLSの資格が無いと受けれない)
さあ、次はACLS(二次救命処置)だ!がんばるぞー!!
ちなみにこんなバッジも貰えます!
自分に喜び、驚き、幸福をもたらすのは何か?
どうして命を救うのか?
Life is why
※BLSの教科書から一部抜粋
さあ、五月病に負けずに頑張りましょー!!
どうして離島医療なのか
どうして離島医療なのか?
と聞かれる
うちの高校2年生の修学旅行は他のオシャレな学校がオーストラリアとかアメリカに行ってる中
「君たちのような優秀な人材が飛行機事故で一気に死んだら国の損失だ」とか古風な考えのもと新幹線で行ける熊本、長崎になりました
全体的にパッとした思い出はないのだけど、1日自由行動の時に長崎の伊王島とゆう島に仲の良い何班かで行きました
青い海、白い砂浜、温泉もあって、ご飯も美味しいし、自然が豊か!
なんて素敵な島だろうって感動してたのに
この島には昼間は本土から船でお医者さんが来るけど夜はいないって話を聞いて
自分にとって当たり前のものが無いことを想像しただけでとても恐ろしく思いました
今は伊王島は本土と橋で繋がってるので離島ではないのだけど
自分はこんな素敵な島で医師として働きたい
Dr.コトーになりたい!って思ったのが最初でした
でも家から通える都内の大学に進んで、離島とは程遠い生活をしていたので
みんなには恥ずかしくて大きな声で夢を言えなかった
この本を読みながら将来自分の働く離島を妄想してるだけでした
この本は作者さんが30年もかけて自分の足を使い日本の全部の島を渡って作った島愛に溢れる一冊
それで鹿児島にきてやっと自分の夢と向き合えた!
そして、今その夢であるDr.コトーの診療所で診療をしてる(2017年3月17日記載)
なんて幸せ者なんだ!!
そんなこんなでやっとこさDr.コトークへの道が開けだしたので夢に向かって頑張ります\(^o^)/
もう大人だし、思春期じゃないし、恥ずかしくないから大きな声で夢を言っちゃおー!