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明け方の帝王切開〜「先生が手術に入ってね」

今日は明け方に緊急帝王切開で呼ばれました。

切迫早産で長いこと入院していた患者さんでした。

いよいよ予定帝王切開でのお産が近づいていた真夜中、陣痛が先にきちゃいました。

その前の健診で、患者さんと「自分が手術に入るから」と約束していたので走っていきました。

真っ暗な病院までの道を走っているときに

オーストラリアのruralGP(産科総合診療医)のマックスウェル先生が

「僕はもうお産は引退したけど、今日の帝王切開は患者さんと約束してたから」と走って行ったのを思い出しました。

マックスウェル先生はオーストラリアのダルビーという小さな町でひ孫からひいおばあちゃんまでの三世代の健康を見守る本物の家庭医。

小徳がオーストラリアの僻地医療を学ばせてもらった時に、いつも丁寧に教えてくださった紳士的な先生。

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小徳がダニに噛まれた時も夜中にとってくれました

あれから3年。

あの時は小徳はまだ総合診療医の駆け出し。お産なんか取ったことなかったし、人のお腹を切ったこともなかった。

あれから3年。奄美大島で妊婦さんと向き合い続けてきました。

お産がとれる家庭医の道のりは遠いけど、

少しずつ憧れのruralGPに近づいているかな。

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