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奄美暮らしの保健室が発酵してきました。

奄美暮らしの保健室も今回で3回目になります。

9月はなんとGlocaLandの医学生や看護学生、獣医学生、研修医のみんなが東京、大阪、名古屋、沖縄と各地から暮らしの保健室をするために奄美まで来てくださいました!

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その際に奄美の地元の新聞で一面で取り上げていただきました。

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くらしの保健室の役割は医療者を病院の外に連れ出すこと、医療者が街の人と白衣を脱いで交流すること、対話すること。

とコトクは考えています。

コロナ禍で断ち切られた、人と人との繋がりを取り戻すことで、孤独を無くし、社会のつながりを強くするまちづくりの一環で、僕たちは「社会的処方」と呼んでいます。

病院や薬で治せない、孤独という社会の病を治すこうした活動のことを「社会的処方」と言って、日本全国でも広がっています。

イギリスの家庭医の先生は実際に病院で「社会的処方」を診療行為としてできます。

例えば、孤独な高齢者をアート教室につないだり、美術館のチケットを処方したり、いろいろな活動があります。

この暮らしの保健室はシンプルに街中でコーヒーを配る活動で資格がいらない、誰でもできる社会活動です。


それこそ研修医や看護学生、高校生でもできます。


街のために何かしたいって気持ちを持った人沢山いると思うんです。その人たちの最初の一歩になれば良いなと思って活動を続けてます。

コトク家も2年前に奄美にきて、ちょうどその時娘を県病院で出産しました。

コロナで子供を連れて行く公園や図書館が閉鎖されていたり、母子で活動できるママクラスみたいなのが軒並み中止になって、ずっと家族だけで過ごすことが多かったです。

そんな時に商店街のピアノで娘が遊んでいる時に商店街のおばあちゃんやおじいちゃん達がよく娘に話しかけてくれて、可愛がってくれて、時にはおじいちゃんが三線をひいて島唄を歌っていて、この商店街に精神的に助けられた気がします。

だからピアノの前で、この商店街でいつか暮らしの保健室をやりたいなと思ってました。

こうして実際にピアノの前で活動できて、今度は自分が人と人を繋ぐ立場になれて幸せです。

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実際に街に出てみて、月経の悩み、将来の不安、家族の健康相談などをさせていただました。暮らしの保健室は診療行為は出来ないですが、「それは病院に行ったほうがよいのか」を伝えることができます。重症化する前に受診することで、予防医療にもなるのかなと考えています。

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先日外来に暮らしの保健室の問診票を持ってきてくださった方が来てくれました。

奄美はドクターヘリが入り急性期の医療は強くなったと思います。なので、僕たち暮らしの保健室は予防医療だったりプライマリケアといったもっと医療の根本となるところで離島医療の助けになればと思い、細く長く活動を続けられたらと思っています。

こんな暮らしの保健室が奄美のあちこちで広がっていたったら幸せです。

これからも奄美暮らしの保健室をよろしくお願いします。

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