Dr.コトーに会いに「甑島観光編」
こんにちは!鹿児島市医師会病院研修医の小徳羅漢です。
僕は現在鹿児島県にある甑島(こしきしま)にきております!
甑島はDr.コトーのモデルになった島で、現在もモデルの瀬戸上先生が働いています!
先生は今年度で引退されるということだったのでこの3月が先生に会える最後のチャンス!急遽一ヶ月間の研修を申し込んだところ、快く受け入れてくださいました。
本当にありがたい!!生のDr.コトーに会える!!
ということで、ちょっと早いですが研修が始まる前に土日を使って甑島観光にきました!
市内からオレンジ鉄道にゆられ1時間弱
フェリーで2時間(高速船なら1時間弱)すると
甑島の里港に着きました!
海の透明度が高く、6-7m先まで透き通っていました。
そして海岸沿いには石マニアにはたまらないまん丸な石が沢山落ちていました!
これはおそらく石器時代のスマートフォン
「マンモスモス?(もしもし)」
この時はまだ、この後自分の本物のスマフォが壊れることは知らず、、
夜には満点の星空と、丸い石同士が波でぶつかる柔らかい「コロコロ」とした音が鳴り響くそうです
お昼は「かのこ寿司」でお寿司を食べました!
なんと甑島でとれたばかりの生のマグロを食べれる希有な場所!
普通食卓に届くマグロは一回冷凍されていますが、生のマグロは本当に美味しかった!!
移動手段はこの電気自動車が便利!楽しいし!2時間1000円!
夜は居酒屋「漁り火」
焼きキビナゴ、豚しゃぶ、お刺身、つきあげ、エビ天、、めっちゃ美味しいし、量が本当に大満足でした!!
そして今回泊まったのはここ!
ネットやSNSで有名なあの「俺」さんが世界一贅沢な朝食が食べれる所とおっしゃってた「Island hotel 藤や」に泊まりました。
俺さんの記事はこちら
残念なことに日曜日の朝は豆腐工場見学がやっていなかったので絞り立ての豆乳や豆腐の試食は出来なかったのですが
おかみさんは物腰の柔らかい素敵な方でした
朝ご飯は本当に地のものを贅沢に使っていて、美味しく、そして美しく盛りつけられていて、朝からお腹いっぱいになりました
お腹がいっぱいなのでチェックアウトの10時までダラダラしてしまいましたが、そんなにセコセコ観光しなくていいのです
美しい自然とゆったりとした時間が流れている、それが甑島なのだから
そして山下商店という豆腐工場見学ができる世界一おしゃれな豆腐やさんでコーヒーを飲んで
コシキテラスで断崖絶壁バーガーを食べました!!
パンが焼きたてでパリっとしててうまかった!!
いかに断崖絶壁かを表現したかったけど、冷めちゃうので諦めました
他にも釣りをしたり、BBQしたかったのですが
フェリーの時間がきてしまいました、、
フェリー乗り場から目の前の甑島館で温泉に入り(500円)身体をぽかぽかにして帰る!最高な一泊二日の旅でした!!
さあ、いよいよ明日からDr.コトーの診療所での研修が始まります!!生のDr.コトーに会える!!楽しみだー!!
次はまじめな研修の話!!
麻酔科
今週で1.2月の麻酔科研修も終わり!
来月から医師会病院にない科(小児科とか産科とか)を他の病院で武者修行して、12月に成長して医師会病院に帰ってくる予定です!
麻酔科ではもともとカンボジアに行くとか、離島に行くとゆう話をしていたので
モニターや麻酔器が無かったことを想定して五感を使って観察することの大切さを
ママさん麻酔科医達に優しく、時には厳しく(しかも関西弁で)指導していただきました!
とりあえず救命の基本手技である気管挿管の修行をひたすらしました
教科書とかでは「口の右側からブレードを入れて舌を左によけて喉頭蓋を出す」とか書いてあるけど喉頭蓋を出すとこがアバウトすぎる!!
そんな時に先生からもらったアドバイスは「解剖学的に考えれば喉頭蓋は自然と出てくる」とのことでした
「右の口蓋舌弓と口蓋咽頭弓の間に沿ってブレードを進めればそれは舌根に繋がるから自然と喉頭蓋は見えてくる。だから舌を左に避けるだのそんなことはしなくて良い!」
と教えてくれました。
そしたら喉頭蓋の見えること見えること!メキメキできる様になって自信がついてきて天狗になりかけていた時に
麻酔科部長に
「挿管上手くなったね〜!
手技が上手くなることは大事だけど、覚えておかなければいけないのは『自分の技術だけを売り物にしてはいけない。いつか痛い目にあう。』常にその手技がその患者さんにとって必要なことか、患者さんにとって適切なものなのか考えなければいけない」
例えばCV(中心静脈カテーテル)を入れるのが上手くなって色んな病棟で「先生CV入れてください」と自分の患者さん以外の患者さんに入れるのを頼まれるかもしれない
それでその患者さんがどんな病気なのか、なぜCVを入れるのかちゃんと確認せず入れたら
実は抗凝固薬を飲んでて、出血傾向で血腫を作り気道閉塞になり心肺停止、、
なんてこともあるかもしれない
ちょっと挿管ができる様になって天狗になっていたところ医師として一生覚えておくべき言葉をいただき、見事に天狗の鼻は縮こまりました
研修医のうちはどうしても手技ができるのをカッコ良いと思ってしまいがちだけど
やっぱり大事なのは常に患者さんをちゃんと見て、向き合うことなんだよなー
カンボジアでの自主研修を快く了解してくれて、さらには応援までしてくれて麻酔科の先生達には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
来月から協力型病院での武者修行、医師会病院のレペゼンレジデントとして頑張ります!!
そしてなんと来月はあのa.k.a Dr.コトーの島である甑島(こしきしま)で離島研修です!!憧れの瀬戸上先生にお会いできる!!楽しみすぎるー!!
ジャパンハート
こんにちは!
僕は現在カンボジアにきております!
医師会病院では麻酔科の研修中ですが、病院の許可をもらってJapanHeartというアジアの医療の行き届かない地域に医療を届ける活動をしている団体の短期ボランティアに参加しにきました!
参加者の活動報告で
「日本の恵まれた環境の中ではなく、極限の中でこそ臨床的第六感が研ぎ澄まされる」
的なことが書いてあって
これだ!これは離島医療と通じるものがある!って確信して即申し込みしました
本当ならそのまま1年間の長期ボランティアに参加したかったけど、参加資格が研修医終了したもので、短期ボランティアに参加したものとあったので
今回はおとなしく短期ボランティアに参加しました
1日の流れは
6:30ラジオ体操
6:40掃除
7:00朝ごはん
8:00〜外来or手術
11:30昼休み
14:00〜17:00外来or手術
19:00夕ご飯
なんて健康的!ベットが無いからゴザで寝てバキバキになった身体もラジオ体操で一気に回復します!
外来はカンボジアの研修医のフィリップと一緒に電子辞書と教科書を使いながらあーだこーだ話し合って、検査が簡単には出来ないから時間かけて身体所見と病歴聴取をがんばってとるんだけど
結局病歴とか足りなくて上の先生に怒られるし
時間かけすぎって2人して怒られるし、大変だけど楽しかったー
手術は1日10件くらいをすごいスピードで終わらせていく感じで、短期のボランティアの人の専門に合わせて手術の予定も組まれるみたいです
他にもレントゲンを自分で撮ったり、ガーゼを作ったり、看護師とか医師とか職種に関係なくみんなで患者さんの診療に従事してました
自分は短期のボランティアだけど患者さんから
「日本からカンボジア人を助けにきてくれて本当にありがとう」
と言われて
あ、カンボジアの人にとって研修医とか関係なく日本の医師の代表として思われてるのかと思うと身が引き締まりました
そして、自分の力不足を感じ
長期ボランティアに参加するにせよ、離島に行くにせよ足りないところが沢山あるなと気づかされました
そして短期も長期も現地のスタッフもみなさん意識が高い方ばかりでとても刺激になりました
あっという間に1週間経ってしまい明日には帰るのかと思うと寂しい気持ちもありますが、また日本での研修を頑張ろうと思います!!
それではみなさん良い週末を!