どうして離島医療なのか
どうして離島医療なのか?
と聞かれる
うちの高校2年生の修学旅行は他のオシャレな学校がオーストラリアとかアメリカに行ってる中
「君たちのような優秀な人材が飛行機事故で一気に死んだら国の損失だ」とか古風な考えのもと新幹線で行ける熊本、長崎になりました
全体的にパッとした思い出はないのだけど、1日自由行動の時に長崎の伊王島とゆう島に仲の良い何班かで行きました
青い海、白い砂浜、温泉もあって、ご飯も美味しいし、自然が豊か!
なんて素敵な島だろうって感動してたのに
この島には昼間は本土から船でお医者さんが来るけど夜はいないって話を聞いて
自分にとって当たり前のものが無いことを想像しただけでとても恐ろしく思いました
今は伊王島は本土と橋で繋がってるので離島ではないのだけど
自分はこんな素敵な島で医師として働きたい
Dr.コトーになりたい!って思ったのが最初でした
でも家から通える都内の大学に進んで、離島とは程遠い生活をしていたので
みんなには恥ずかしくて大きな声で夢を言えなかった
この本を読みながら将来自分の働く離島を妄想してるだけでした
この本は作者さんが30年もかけて自分の足を使い日本の全部の島を渡って作った島愛に溢れる一冊
それで鹿児島にきてやっと自分の夢と向き合えた!
そして、今その夢であるDr.コトーの診療所で診療をしてる(2017年3月17日記載)
なんて幸せ者なんだ!!
そんなこんなでやっとこさDr.コトークへの道が開けだしたので夢に向かって頑張ります\(^o^)/
もう大人だし、思春期じゃないし、恥ずかしくないから大きな声で夢を言っちゃおー!
ハッピー野郎だから自分の働く島を世界一ハッピーな島にしてしまおう!
4〜5月小児科研修
お久しぶりです!医師会病院研修医の小徳です!
4、5月は市立病院の小児科で研修をしております!甑島から一転、市内の大きな病院で研修が始まりヒーヒー言っております、、
市立病院は喘息などのプライマリーな疾患から脳症などICU管理が必要な重い病気まで幅広く患者さんが集まってきます。言わば鹿児島の小児科医の最後の砦です!
1日の流れは
7:30〜回診
7:40〜採血
8:20〜朝全体カンファレンス
8:40〜チームカンファレンス
救急対応など病棟業務
水曜、金曜は退院カンファレンス
木曜は全体カンファレンス
17:00〜チームカンファレンス
カンファ三昧だけど、小児科の先生みんな優しいのでカンファ苦手な小徳もボコボコにされずに済んでます
甑島では1歳から90歳まで色んな年齢の患者さんが来ましたが、やっぱり子供が来ると緊張しました。
子供のよくかかる病気と大人のよくかかる病気が違うのもあるけど
子供の場合、泣き叫んでいて、どこがどう悪いかわからないし、親は不安もあって、沢山の情報と質問を滝のように浴びせてくれるので、それを頭の中で整理するのでいっぱいいっぱいです。
でも、子供の体は全部新品のパーツで出来ているから病気に関しては意外と簡単に考えられる
高齢者だと糖尿病があって高血圧があって腎不全もあって、、と色んな原因が混ざりまくっているけど
子供は症状と病気が一対一の対応をしている
耳が痛かったら中耳炎だし
下痢をしてたら腸炎だし
それでもおかしかったら全身性の疾患を考える
まあ、頭ではわかっていてもその症状にたどり着くまでが難しい
一歳くらいの子供は頭触ってもお腹触っても泣きまくるからこっちが泣きそうになります
でも子供はやっぱり可愛い
どんなに忙しくても子供を抱っこしたら可愛くて体力回復する
ずっと泣いてた子供が元気になったらホッとする
小徳も子供が欲しすぎて想像妊娠で母乳が出始めて大変です
この2ヶ月で島のお医者さんとして子供を診れるようがんばります!!
最近覚えた英語
「Today is the first day of the rest of my life.」
この春新しいことをはじめる全ての人に