グアバの実を収穫して感じた「考えて行動すること」が最強説
「考えて行動する」が最強?
当たり前じゃないかと思う方もいるかもしれませんが、コトクは「考えないで行動する」派だったので、それに気付いた時は目から鱗でした。
数時間の出来事でしたが、人生が詰まっているなと思った経験をしたので共有します。
うちの病院の図書室の窓から中庭に生えているグアバの木が見えます。(さすが南の島!)
そして季節外れの美味しそうなグアバの実がなっていました。
図書室にいる事務の方が「美味しそうだけど、届かないからいつも鳥の餌になっちゃいますね」と少し寂しそうに話されました。
「そしたらコトクが取りますよ!」とベランダにぴょんと出て、ベランダのヘリに座ってグアバの実を取ろうとしました。
すると事務さんに「危ないですよ!落ちちゃいますよ!」と半ば叫ぶ様に言われました。
『グアバの実を取ろうとして産婦人科医2階から転落』の新聞の見出しが頭に浮かび、ヘリからしょんぼりと降りました。
少し考えて、昔じいちゃんが作った柿を収穫する仕掛けを思い出しました。
病院のゴミ置場まで行き、壊れた点滴台を拾って来て、糸を使って仕掛けを作り始めました。
すると、通りかかった研修医君が「何やってるんですか?手伝いますよ!」と手伝ってくれました。
彼がアイディアを出して、棒の下にビニール袋をつけて、2人でグアバの実を取ろうと試行錯誤していました。
そしたら先程の事務の方もクイックルワイパーの棒やガムテープを貸してくれました。
さらには透析室の窓から看護師さんに「グアバですか、いいですねー」と声をかけてもらえました。
そして、何とかとった小さなグアバの実1個を研修医君と2人で分けて食べました。小さいときにおじいちゃんと柿をとった思い出話をしながら。
はじめて食べる生のグアバは甘酸っぱくて美味しかったです。
ここで思ったのが、「あの時考えないで行動していたらどうなっていたのか」です。
確かに一人でベランダのヘリから身を乗り出して、グアバの実一個くらいは何とか取れたかもしれない。
でも、こうして研修医君と成功を分かち合うこともなかったし、研修医君も事務さんも手伝ってくれなかったし、もしかしたら、本当にベランダから落ちて怪我をしていたかもしれない。
「考えて行動する」と周りの人が応援してくれる、手伝ってくれる、手伝ってくれた人と成功や失敗を分かち合い、共有することができる。
あー、これは人生だなあと思った出来事でした。
「考えて行動する」この積み重ねが人生を少しずつ豊かにするんだなあ。
世界一幸せな洗濯でした
奄美大島に引っ越してきました!!
実は小徳は引越しの際、悪徳引っ越し業者に間違って頼んでしまい、荷物が届かないというトラブルに巻き込まれました。
病院やホテルに泊まりながら、なかなか落ち着かない生活が続きました。
やっと荷物が届き、少しずつ普段の生活に戻ってきました。
臨月なのに飛行機に乗ってついてきてくれた妻にこんなに大変な思いをさせてしまい本当に申し訳なかったです。
慣れない病院の当直用のベッドで寝て、赤ちゃんのために買った洋服や思い出の品も引っ越し業者に持ってかれてしまい、今産まれたらどうしようと不安な日々が続いたと思います。
やっと荷物が届きましたが、平日は自分も慣れない職場での仕事で帰りも遅く、妻は重たい身体で1人で部屋の片付けをすることはとても辛かったと思います。
今までは妻のご両親が近くに住んでいたので、色々と頼ることが多かったですが、これからは自分がもっと妻を助けなければいけないと改めて思いました。
先日、やっと新居に移ってきました。
ずーっとやろうと思ってたけど出来なかった「水通し」をすることが出来ました。
やっと平和な日常が戻ってきたなと実感しました。
ドタバタしてるうちに、もう38週です。
なんとか君が出てくる前にお父さんとお母さんは準備を整えたよ。
もういつでも大丈夫です。
絶対幸せにするからね。 パパより
Glocal and . . .
どうも!離島医療大好きおじさんです!
「どうしたコトーク?おじさんなんてらしくないじゃないか。君は永遠の17歳だろう。」
心は17歳でも、体は正直だからちょっと走っただけでバキバキになるんですよ。もう、マラソンなんて走れないですね。
、、そう!マラソン!
最近、(良い意味で)年を取ったなと感じたのは、若いパワーに圧倒されたからなんです!
みなさん、「アイディアソン」って知ってますか?
「アイデアソン(Ideathon)」は、アイデア(Idea)とマラソン(Marathon)を掛け合わせた造語で、ある特定のテーマについて多様性のあるメンバーが集まり、対話を通じて、新たなアイデア創出やアクションプラン、ビジネスモデルの構築などを短期間で行うイベントのことを指す。
https://www.buildinsider.net/hub/hackideathon/01
ある一人の「離島医療は大事だ!」って思った医学部の学生から「多様な学部の学生を集めた、離島医療についてのアイディアソンをZOOMでしたいのですが参加してくれませんか?」と依頼がありました。
そのほかにも、離島系メディアの方だったり、イギリスの家庭医の先生だったり、離島医療のすごい人だったり、医療ベンチャーの代表だったりが登壇者としてお話ししてくださるとのことでした。
この子のカリスマ性、、恐ろしい!!
アイディアソンでは、2日間、先に述べた登壇者の方から具体的にどんな離島では問題があるのかを様々な視点でレクチャーしてもらい、それを踏まえながら チームに分かれ、それに対してどんな解決策があるかのアイディアを出し合い、形にして発表するものでした。
コトクもちょっとだけ最終日に「離島医療×社会的処方」という話をさせていただきました!!
おじさんは、zoomの使い方が分からず、発表に手間取りましたが聞いてくださった方ありがとうございました!!
そして、実際に学生さんに混じってアイディアソンを走らせていただきました!
コトクのグループは、1日目で出た問題を抽出して『移住を増やす健康的で魅力的な島』にする
『ちゆの島プロジェクト』という案を出しました!
島のあちらこちらに、気づいたら健康になってしまう仕掛けがある島で
スウェーデンの取り組みを参考に、歩いたら音が出る鍵盤型の階段だったり
ノンアルコール居酒屋、一日3回いきなり島内放送で流れるラジオ体操だったり、、
その島に住むと健康になる『治癒の島』
健康になる秘訣が眠る『知有の島』
そんな『治癒の島』と人が沢山繋がる『地結の島』
こんな感じでアイディアを朝から晩まで出し続けて、ひたすら頭を使って、終わった後はヘトヘトでしたが、めっちゃ楽しかったです!!
そして、他のグループや、話し合いの中から出てきたプロジェクトを実際に行動しようと、ついに学生団体まで立ち上がっちゃいました!!
その名も「Glocaland」です!!
globalとlocalを合わせたglocalで、国際的な視点をもって地域を考えるというメッセージを込め、最後にlandをつなげて島の要素も含めました。そして、“glocal and…”という「glocal×医療」「glocal×移住」「glocal×教育」などのようなglocalな観点で様々な事に取り組むという意味を込めています。
琉球大学医学部5年 大見謝先生
やはり、若さはすごい!!あっという間に大きな波になりましたね!!
この発起人である東京医科歯科大学医学部の山田先生はイギリスで研究したり、グローバルに活動しながら、国どうしの健康格差だけでなく、日本国内の地域間での健康格差、特に離島における本土との健康格差に着目しました。
例えば、沖縄の竹富島では、2013年度における全死亡者に対する65歳未満の死亡率は23.3%で全国平均の約2倍、特に男性では33.3%で中央アフリカのガボン(2017, UN)と同じ水準なんです。
彼はこの国内間の健康格差について離島医療という切り口で、どうにかしなければと思い立ち上がりました。
だけど、そんな優秀すぎる彼の心を動かすきっかけになったのは、死亡率の差とか、そんな数字的なことではなくて、沖縄の空港で出会ったパイナップルを売るおばあさんだったり、彼に心で接してくれた島民のやさしさに触れたからだったのです。
彼の心の中で起きたその優しい、小さな波が、この大きな波に変わりました。
この学生団体の波が、これから日本だけでなく、世界中の離島、僻地の医療を大きく変えてくれるのだと思います。
こんな「Glocaland」の活動に協力いただける仲間、応援してくれる方を募集しています!!興味のある方はご一報ください!!