小さなロールモデル
こんにちは!ゲネプロ2期生の小徳です!!
現在小徳は離島、僻地医療を勉強しにオーストラリアに3ヶ月の見学に来ています!!
Dalbyの最初の2週間は、 ディレクターのAnsさんの友達に家にホームステイさせていただきました!
奥さんは海外に行っていたけど、旦那さんと猫のネリーさん、犬のディジーはお留守番していたため、毎日一緒にご飯を食べたり、ネリーさんと毎晩寝るという幸せな2週間でした。
体も心もお家もビッグなルーさんは優しくて、料理も上手!!
毎日夜中2時くらいに小徳のお腹の上で爪とぎしたり、顔にお尻を乗せてくるネリーさん
オーストラリアと日本で行われている医療自体は大きな違いはありません。高血圧、糖尿病はどこに行っても高血圧、糖尿病です。治療法も大きく変わりありません。
大きく違うのはシステムの違いです。
日本では電子カルテが病院によって違うため、違う病院から来た患者さんの情報を見ることはできません。そのため、色んな病院を掛け持ちしている患者さんが同じ効果だけど名前の違う胃薬を何種類も飲んでいたり、診療所から紹介された患者さんに同じ日に、同じ血液検査やCTを撮ったりすることがあるのです。
オーストラリアのQueensland州はなんと、厳重に保護されたインターネットで統一されていて、どこにいても血液検査、カルテ、画像検査を見ることができるのです!!
なんと効率的な!!これで無駄な医療費が減る!!
僻地にいても、専門医からの意見をインターネットを通して、情報交換が出来るし、色々便利な機能があって、ここには書ききれないー!!
なんで日本はやらないの?ってのは少し複雑な話なので、今度お話ししますが、少しずつ日本も動き出しているみたいです。
でも、実は、この小さなロールモデルを上五島病院はもうやっているんですよ!!
上五島病院を中心に有川地区の有川医療センターと奈良尾地区に奈良尾医療センターの電子カルテを繋いでいます。
自分たちがたまに有川医療センターに外来や検診に行っても電子カルテが同じなので使い方に困ることがないし、入院したことがあるのかとか、普段どんな薬を飲んでいるのかを見ることができて、診療所の先生から、インターネットを通して密に連絡をとることが出来ました。
これが八坂院長が言っていたwork locally, think globallyか、、
国全体を変えることはとても、大変なことだけど島という行政などお互いの関係が見えやすい環境では、変えることができるかもしれない。
その、小さなロールモデルが日本のお手本に、そして世界のお手本になるかもしれない!!
早く日本に帰ってやりたいことが沢山だー!!
そんな、世界の離島医療の会議が今年の5月に京都で開かれます!!WONCA(世界の家庭医、総合診療医の学会)と日本のプライマリケア学会が共同の学会を行います!!
ゲネプロの代表の斎藤先生が座長を務めるので、興味のある方は是非!!