手技の虫
お久しぶりです!!長崎県上五島病院内科の小徳です!!
すっかり夏ですねー
小徳は海の日に本土の最東端の銚子に行ってきました!!(移動距離片道1200km!!)

なぜ、銚子なのかといいますと
ゲネプロの年に2回の手技力強化ワークショップでした!!
日本の銚子、島根、高知、上五島の離島、僻地で頑張っているゲネプロの2期生が年に2回集まり
お互いの近況を報告しながら
離島、僻地医に必要な手技力、診療のコツなどを
いろんな専門の先生に手と頭を動かしながら学ぶワークショプです
皆さんは頭と手を動かすのはどっちが好きですか?
小徳は圧倒的に手技の虫です
頭を動かすのが苦手なので
研修医時代はひたすら手技だけを身につけるのを目標としてました
だって、格好良くないですか?
難しい大腸カメラをササーと入れたり

これは胃カメラ
難しい手術を迷いなく、はやく、それでいて綺麗に仕上げるの

これは粉瘤の手術
教科書に書いてあることはいつだって読める!!
手技は身に着けたら自転車と一緒で一生モノ!!
とか研修医時代は豪語してましたが、、
おかげで今は内科医として苦労してます、、
3年目なのにそんなことも知らないのか、、ってことばっかりです
だから、お医者さんに大事なのは
頭と心と手技力
まあ、頭と心は他項に譲るとして
今回は手技強化ワークショップのお話をします!!
まずは、手術(手技)に大事な心得3つ
Eagle’s EYE
鷲の様に鋭く、広い視野で
Lion’s HEART
ライオンの様に強い心と決断力で
Lady’s HANDs
女性の様に優しい手つきですることが大事
どうですか?皆さん手を動かしたくなってきました?
さあ、それではゲネプロワークショップの報告です!
まずは、産婦人科!!山口純子先生です!

今回のメインの手技は胎児エコー
なんと今回は石川先生の奥様がゲネプロ二期生のために自分の体とお腹の子を貸し出してくれました!!
来年のワークショップがどうなるかは不明(笑)
ゲネプロは本当にこういうみんなの好意で支えられているなあ
このダラっとした人の好意だけで成り立つ世の中は素敵です
次は眼科!!石井恵美先生!!

上手な目薬の指し方から
眼球エコーで網膜剥離の診断までを教えていただきました!!

小徳は帰ってきてすぐの当直で早速
ゲネプロ都市伝説。
『ワークショップで勉強した症例が次の当直で来る』
という体験をしました
目をぶつけた小学生がきましたが
ワークショップで学んだ
眼瞼反転を行い、眼洗浄を行い、眼球エコーで網膜剥離を否定するという

やっててよかった公●式

そして麻酔科では
山口卓哉先生から

ベーコン相手にエコーガイド下ブロックと筋膜リリースなどを教えていただきました

※この後、スタッフで美味しくいただきました
ワークショップでは手だけではなく
循環器では西原崇創先生が

外来で心房細動患者や動悸などの管理などをグループディスカッションで学び
脳外科では阿部純也先生が

「Rural GPにt-PAは必要か?」というテーマのもと
t-pa症例と投与方法を教えてくださいました
頭と体を動かして疲れた体に
オーストラリアから来てくれたRonald先生とジャスミンがリンゴにはちみつをかけたユダヤ教の新年を祝う食べ物を作ってくれました

どうして、このタイミングでこのお菓子のチョイスなのかと言うと

ユダヤ教の人は新年に家族や親戚、みんなでこのお菓子を一緒に食べることで
この一年をみんなんで甘く(良く)していこう、良くなります様にと祈りを込めて食べるそうです
ゲネプロのみんなもこの1年きつい時もあるけど
一緒に食べた仲間がいることを思い出して
この1年を良くしていこう
そういう意味を込めて作ってくださいました

きつい時もあるけど
アメリカからきてくださったダートマス大学腫瘍内科の白井先生のお言葉を借りれば
機嫌よく、ボチボチやりましょう!!
ですかね!!
皆さんも夏を楽しみつつボチボチ仕事も頑張りましょー!!
世界では離島医療、へき地医療が熱い!?
G’day mate !!
上五島病院内科の小徳です!!

上五島から出て
赤道を越え
小徳は今オーストラリアのブリスベンに来ています!

今回はゲネプロのプログラムの1つ
『海外のへき地医療学会、勉強会に参加する』
ということで小徳はRDAQ2018に参加しにきました!!

RDAQは
Rural Doctors Association of Queenslandの略で
オーストラリアの広大な土地を支えるruralジェネラリスト達の学会です!
ゲネプロ代表の斎藤先生、同期の千葉県島田病院の松本先生、簡野先生、1期生の森田先生も今回は一緒です

真ん中の方はオーストラリアで実際にGPとして働いている芳賀先生!
小徳は初めての海外での学会でしたが
端的に言って
オーストラリアでかすぎ!

オーストラリア人優し過ぎ!
レストランでお金ないからお水頼んだら「ビューティフル!」って言われました!
へき地医療熱すぎ!

カンガルーふわふわ!!可愛すぎ!!

美容室多すぎ!!(20$で切ってもらいました)

City Cycle便利過ぎ!!ヘルメットダサ過ぎ!!
でした!
学会には医学部の2〜3年生とかも参加していて

将来はrural GP(へき地総合診療医)になる!
って子が沢山いました
星が綺麗で海が綺麗な場所で働きたい!とか
実家がアボリジニーだから将来家族のために働く!とか
GPだったらどこでも働けるし引っ張りだこだから!とか
理由は様々でしたが
学生も研修医も偉い先生も元気で明るくて、コミュ力と人間力が強すぎました!
学会最後の夜のパーティーでは(毎晩学会主催のパーティーがありました)地域医療を頑張ってる先生や学生への表彰があって

rural GPが「へき地医療最高だぜ!」って感じの才能の塊の様なオリジナルソングを歌って
学会の1番偉い先生とかがステージの1番前で汗だくになって踊り狂ってました

オーストラリアすごい!熱い!
学会の発表内容も一部の専門的な人にしか解らない様な頭の固い内容じゃなくて
「火星に生命はいるのか?宇宙でのへき地医療」的なぶっ飛んだ話から
「 GPの働き方」とか GPのライフプランニングの話だったり
発表中も参加してる学生をいじったり、教育的配慮があって
rural GPのアカデミックな研究の話だったり

とてもアットホームだけど内容が幅広かったです
どうしても地域医療、離島医療をしてるとその地域に閉じこもってしまいがちになるけども
こうやって年に1回とか2回とか日本中の離島医療、へき地医療を頑張ってる先生や学生が集まってお話ししたり
馬鹿みたいにパーティーするだけでも楽しいし
RDAJ(Rural Doctors Association of Japan)が出来たらもっともっと日本の離島医療、へき地医療は楽しくなるのになー!
何はともあれ、とても濃厚な一週間でした!

最後に広大なオーストラリアの僻地医療を90年前から空を使って支えたRFDS(Royal Flying Doctor Service)の創設者John Flynnの言葉で締めます

”If you start something worthwhile-nothing can stop it.”
困っている人がいる限り、僕たちのやるべきことは無くなりませんね!

